将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(17)が9月3日、順位戦C級1組4回戦で、高橋道雄九段(59)と対局中だ。午後6時から40分間の夕食休憩を終え、対局は夜戦に突入した。
 藤井七段は、ここまで同組で土つかずの3連勝。36人が参加しており、1人が10局ずつ戦う。成績上位2人がB級2組へと昇級できる。藤井七段は昨期も昇級争いを繰り広げていたが、9回戦でデビュー以来、順位戦初黒星を喫したことが響き、昇級を逃した。10戦全勝であれば、3人以上出ても文句なしの昇級となるが、参加人数も多いため、昇級には全勝かそれに近い成績が必要となる。前日までに3連勝の棋士は8人いるが、藤井七段は前期の成績をもとにした「順位」で3位にいることから、全勝棋士の中では最上位にいる。