将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(17)が9月3日、順位戦C級1組4回戦で、高橋道雄九段(59)に72手で勝利し、無傷の4連勝を飾った。
C級1組は2期目となる藤井七段は、1回戦から快調に3連勝を飾ると、プロ歴39年・タイトル5期の実績を誇る高橋九段に対して終始リードを保ち、そのまま押し切った。
今期のC級1組は36人が参加し、成績上位2人がB級2組に進出。昨期の藤井七段は、昇級に向けて8連勝を飾ったものの、9回戦で敗れると、最終的は9勝1敗の好成績ながら、同成績で並んだ4人の中で、前期の成績を元にした「順位」で下回ったため、昇級を逃していた。この日の対局後は「本譜は少し無理気味の仕掛けだったので、自信のない展開でした。その後、判断が難しい展開でした」と振り返った。
谷川浩司九段(57)が持つ最年少名人記録、21歳2カ月を更新するためには、今期を含めてA級まで連続昇級し、A級1期目で挑戦権を獲得、奪取する必要がある。
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