第29回U-18ベースボールワールドカップ(韓国・機張)で、グループBの日本代表は9月3日にパナマと対戦し、6回降雨コールドで5対1で勝利。1次ラウンドの戦績を4勝1敗とし、各組上位3チームによるスーパーラウンドに進出した。
2日の台湾戦で左腕のワン・イェンチェンを打ちあぐねた日本打線に対し、パナマも先発に左腕のブラウンを起用。日本は1点を先行された直後の2回、2年生の横山陽樹(作新学院)の犠牲フライですかさず同点に追いつくも、その後はブラウンを打ちあぐねて拮抗した展開に。しかし5回に森敬斗(桐蔭学園)のスリーベースヒットなどで2死一、三塁のチャンスを作ると、4番・石川昂弥(東邦)が代わったばかりの右腕・スアレスから特大の3ランを放ち、4対1と試合の主導権を握った。
6回には8番・水上桂(明石商)にもレフトポール直撃のソロホームランが飛び出し、5対1と4点のリードを築いた日本。この回の攻撃中に前日の試合と同様に雨脚が強まり、試合が中断。その後、降雨コールドが宣告された。
日本の先発は佐々木朗希(大船渡)や奥川恭伸(星稜)らと並ぶドラフト1位候補の本格派右腕・西純矢(創志学園)。140キロ台中盤の速球とキレのいい変化球で初回を三者凡退に抑えたものの、2回に守備の乱れから1失点。それでも、その後はしっかりと立ち直り、6回を投げて1失点7奪三振の好投。連日の雨にも負けず、拮抗した試合展開の中で持ち前の闘志と集中力を発揮した。
西の好投に4番・石川の一発と、投打がきっちりと噛み合った日本。佐々木や奥川を温存しながら、1次ラウンドの5試合を4勝1敗で乗り切った。
(C)AbemaTV




