将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦が9月7日に行われ、深浦康市九段(47)と佐藤天彦九段(31)が、現在対局中だ。
 JT プロ公式戦は、前年優勝者、タイトルホルダー、前年度の賞金ランキング上位者など、選ばれし12人で争われる。いわば棋界の“トップ12”が集うトーナメント戦だ。持ち時間各10分・切れたら1手30秒未満・考慮時間各5分という、数ある公式戦の中でも超早指し棋戦として知られている。
 深浦九段は1991年10月に四段昇段しプロデビュー。王位のタイトルを3期保持したほか、棋戦優勝9回を誇る。竜王戦1組(1組:11期)、順位戦B級1組(A級:10期)と、若手の台頭が著しい中で、トップクラスを維持する棋士の一人だ。佐藤九段は2006年10月に四段昇段しプロ入り。タイトルは名人3期、棋戦優勝4回を誇る。竜王戦2組(1組:5期)、順位戦A級(A級以上:5期)で、昨期失った名人位の復帰を目指している。