<大相撲秋場所>◇四日目◇11日◇東京・両国国技館
大関・栃ノ心(春日野)が、小結・阿炎(錣山)をはたき込みで破ったと思われたが、手が阿炎の髷をつかんだとして、反則負けを喫した。これで栃ノ心は1勝3敗となった。
初日から2連敗を喫し、ようやく三日目で初勝利を挙げていた栃ノ心は、右膝痛を抱えながら、満身創痍の土俵。動きの早い阿炎に苦戦をすると見られていたが、なんとか突っ張りに耐えると、逆転のはたき込みで2勝目を手に入れたと思われた。
ところが直後に勝負審判から物言いがつくと、ビデオで確認した結果、阿炎の髷をつかんだとして反則負けに。土俵下に座った栃ノ心は両腕を組み、憮然とした表情を浮かべていた。
AbemaTVで解説を務めた元幕内・木村山の岩友親方は「仕方ないですね。故意ではないと思うんですが…」と語るしかなかった。
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