秋場所六日目は行司のハプニングが相次いだ。大関豪栄道対朝乃山戦を裁いていた木村玉次郎が俵伝いに回り込もうとした際、俵に躓いて土俵下に頭から転落。土俵上では暫し、行司不在のまま両者の攻防が展開された。すぐさま、控えの式守伊之助が土俵に上がりかけたが、起き上がった玉次郎が軍配を朝乃山に上げて事なきを得た。しかし、したたかに打ちつけた額は出血していた。
この事態による連鎖反応ではないだろうが、続く大関栃ノ心対玉鷲戦では立行司の式守伊之助が一方的に攻め込んだ玉鷲ではなく栃ノ心に軍配を上げ、物言い協議の末、行司軍配差し違えで玉鷲の勝ちとなった。