<大相撲秋場所>◇中日◇15日◇東京・両国国技館
15日に決定した横綱・鶴竜(井筒)の休場を受け、労せず白星を手にして5勝目を挙げた前頭四枚目の玉鷲(片男波)が不戦勝による勝ち名乗りを受けると、元横綱・若乃花の花田虎上氏が「強い力士とは」について持論を展開した。
この日、AbemaTVで解説を務めていた花田氏は、実況の清野茂樹アナウンサーが「玉鷲は1日身体を休めることができ、明日は貴景勝との一番です」と発言すると、その話に次のように割って入った。
「身体を休めるのがいいのか、身体を動かしていないので感覚が狂うのか。その時によって異なるもので、むしろ悪い方に働くことがあるのも相撲。難しいものなんです」
さらに花田氏は「本来なら勝ち名乗りだけ受ければいいので何もやらなくていいのですが、強い力士は不戦勝でもずっと支度部屋で四股を踏んで汗をかいているもの。上にあがっていく力士とはそういうものです」と続け、“強い力士とは”について力説していた。
(C)AbemaTV