台風15号で多くの家屋に被害が出た千葉・鋸南(きょなん)町。上空から見渡すと、ブルーシートで覆われた屋根が多数確認でき、中には全体を覆うことができず骨組みがむき出しになったままの家も。
台風の後も雨が降る日があり、自ら屋根に上り作業をする住民が相次いだ。そのため、千葉県では転落事故が多発しており、いすみ市では17日、94歳の男性が転落し死亡。これまでに3人が死亡し、52人がけがをしている。
18日、鋸南町役場でブルーシートを求める住民からは、「(自分で)屋根にかぶせる」「きのうの大雨で雨どいもないから大変だった。(ブルーシートを)いただいて、屋根に上がれる人がやってくれるかなと」といった声が聞かれる。千葉県は「作業は必ず専門業者に依頼を」と呼びかけているが、やむを得ない場合はヘルメットの着用と複数人で作業するよう促している。