将棋の棋王戦挑戦者決定トーナメント3回戦が9月20日に行われ、稲葉陽八段(31)が高見泰地七段(26)を116手で下し、ベスト8入りした。
同トーナメントは、ベスト4に入ると2敗失格システムとなり、敗れた棋士は敗者復活戦に回る。勝者組の優勝者は、挑戦者決定の二番勝負で1勝すれば挑戦権獲得。敗者復活戦の優勝者は、2連勝が必要だ。稲葉八段と高見七段の対戦は今回が2度目で、初対戦の際は、高見七段が勝利していた。
相居飛車で進んだ対局は、稲葉八段が端攻めから局面を打開。同じ端から反撃を試みた高見七段の攻め筋をうまく消しつつ、うまく高見玉を寄せ切った。稲葉八段は次戦で、広瀬章人竜王(32)とベスト4入りをかけて戦う。
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