ファウストボール、モルック、ウィッフルボール…あなたも日本代表になれるかも!?”マイナースポーツ"の世界
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 東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、日本代表選手の選出も始まり、スポーツ熱も一層の高まりを見せている。

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 そんな中、「さらば青春の光」の森田哲矢が日本代表として世界大会に出場したことが話題となった。森田が世界の舞台に立った競技が「モルック」で、始めたその日に日本代表に決まった程のマイナースポーツだという。19日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、あなたも日の丸を背負うことができるかもしれない、そんな夢も広がるマイナースポーツの世界を深掘りした。

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 森田同様、マイナースポーツの日本代表なのが、お笑いコンビのティモンディ高岸宏行。高岸はコートの広いバレーボールのようだが、「片手のみ使用」「拳でスパイク」「ワンバウンドOK」といった違いのある「ファウストボール」で、実は世界の競技人口は6万5000人に達するという。

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 しかし、マイナースポーツについて回る悩みは尽きない。高岸のチームメイトは「ボールの確保もすごく難しいところで、まず日本では売っていない。だいたい1個8000~1万円くらい」。移動費、参加費、ボール代などは全て自腹。先月には海外のチームから中古ボールを10個譲り受けた。また、練習場所はフリースペースを活用、他の利用者がいたり、クレームが入ったりすると練習中止を余儀なくされることも。さらに深刻なのが、人集めだ。試合の取材を申し込むも、対戦には両チームあわせて最低10人が必要なところ、現れたのは7人のみ。それでも日本ファウストボール協会(常任理事)の鈴木学さんは「メジャースポーツでは代表になれないが、ファウストボールならなれるという夢があると思う。そういうのを皆さんに知っていただきたいと思う」と期待を込めた。

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 次に紹介するのは、「スピードボール」だ。「スタンドの先端にくくりつけられたボールを打つラケットスポーツで、2周以内にボールを打ち返すことができなければ失点ということになる。体感速度で(時速)160kmくらいと言われている。1周目と2周目でほぼ同じコースに来るので、1周目で見極めて2周目でタイミングを合わせて打つ。普段は市民体育館や小学校の開放時を利用して練習している」と日本選手権優勝の岡林大樹さん。テニス経験のあるテレビ朝日平石直之アナウンサーが対戦してみた結果、2対3の接戦に持ち込むことができた。

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 続いては、テーブルで行う「スポーツスタッキング」。代表監督の澤田康徳さんによると、「スピード、タイムを競う。1000分の1秒を競う」競技だが、「初めてでもできる」。日本記録保持者の澤田怜美さんが“3-6-3”を披露、康徳さんが最も簡単だとする「3-3-3」について「青、黄色、赤の順番で、山を右手、左手、右手、左手、右手、左手で3つの山を作る。できあがったら青から片付けていく。右手、左手、右手、左手、右手、左手。終わったら最後にタイマーを押す」と説明。すぐに挑戦してみたフリーアナウンサーの柴田阿弥は「楽しかった。好き」と笑顔を見せると、康徳さんは「初心者なら10秒でできればいい方だ」と高評価。ふかわりょうは5.551秒を記録、自信を覗かせていた。

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 そして、バットとボールを使う「ウィッフルボール」。"魔球"を投げられるという日本の先駆者・五十嵐マサシさんは「野球から生まれたが、ボールとバットはプラスチックで専用のもの。誰でもハイレベルに手軽に楽しめるスポーツで、5人以下でできる。」と話す。そのボールには穴が開いており、投げると驚くほど曲がる。打席に立ったふかわは「こっちにぶつかりそうな感じだ」と驚きつつも見事にヒットさせ、「たまたま運良く当たったが、カーブを予測して振る感じがやみつきになる。面白い」と興奮。五十嵐さんは「野球の3分の1くらいのスペースででき、手軽に楽しめる。それだけでなく、安全なので屋内でもできる」とアピールした。

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 最後に紹介するのは「ポールスポーツ」。音楽に合わせてポールダンスのような華麗な技を披露する竹元景子さんは「フィギュアスケートや体操みたいな感じで、技の難易度や芸術性を競うスポーツだ」と説明。ダブルスを組む森嶋真樹さんは「2人ともダイエット目的で始めた。初心者でも取り組める」と話した。体験した柴田が「やってみるとすごい力が必要。筋肉が付く。面白い」と話し、腕の力だけで体を支える技を見事に成功させていた。

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 続けて右脇をポールに巻きつけ、左手を添えて両足を真っすぐに持ち上げる「フラッグ」という技に挑戦するも、竹元さんと森嶋さんが両足を支えてもらった平石アナは「無理でしょ(笑)」と感嘆した。

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 他のマイナースポーツの選手たちと交流した高岸は「全てのスポーツが良い。マイナーだとプロリーグがなかったり、収入もなかったりする。そんな中でも皆で世界に良さを伝えたいという思いが素敵だった」と笑顔で語っていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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