将棋の叡王戦の段位別予選(五段戦)が9月21日に行われ、黒沢怜生五段(27)が石井健太郎五段(27)に126手で勝利した。
叡王戦は、全棋士、女流棋士1人、アマチュア1人によるタイトル戦で、段位別予選、本戦トーナメントを勝ち抜いた2人が、挑戦者決定三番勝負を行う。挑戦者は、永瀬拓矢叡王(27)と七番勝負を行う。予選は四段、五段、六段、七段、八段、九段と、段位別で行われ、各段位によって本戦出場枠が異なる。
居飛車の石井五段に対し、向飛車を採用した黒沢五段は、一時は追い詰められたものの、巧みに自玉を逃しながら反撃。苦しみながらも逆転勝ちを収めた。黒沢五段は、同日行われる渡辺正和五段(33)と青嶋未来五段(24)の勝者と、午後7時から本戦出場をかけて対戦する。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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