十三日目に前頭十六枚目の豊山(時津風)にはたき込みで敗れ、勝ち越しを前に足踏みをした前頭十一枚目の炎鵬(宮城野)が、前頭十六枚目・栃煌山(春日野)を押し倒して勝ち越しを決めた。
立ち合い様子を見ながら立った炎鵬だったが、左を差すと同時に胸を合わせ、力強く前に出て一気に勝負を決めた。
AbemaTVで解説を務めた元幕内・北桜の式秀親方は「炎鵬が左差しの状態になり、栃煌山が警戒しているところで炎鵬が胸を合わせ、右を押っつけながら前に出た。通常なら栃煌山が胸を合わせたら押せないはずだ。出るところは出る、押すところは押すといった勝負勘が光った一番だった」と話した。
なお勝ち越しを決めた炎鵬の相撲内容に視聴者からは「技能賞いけるぞ」といった声も上がっていた。
(C)AbemaTV
【中継映像】炎鵬の勝ち越しっぷりにファン「技能者もいけるぞ」
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