病床で感じた新たな仲間の力 茅森早香、完全復活で「最初から飛ばす」/麻雀・Mリーグ
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 その感性から「天才」と呼ばれた女流雀士が、Mリーグ開幕まで3週間を切ったころ、思わぬ自体に見舞われた。「1週間くらい寝込んでいた」後に、病院で診察を受けた結果、肺炎で9日間の入院生活を強いられた。インタビューを受けたのは、まさに退院翌日。「今日は久しぶりに歩いて、フラフラするんですよね」と話したセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)の表情も、さすがにほっそりしていた。

 2019シーズンの開幕は9月30日。シーズン開幕に間に合ったのは、不幸中の幸いだった。本来であれば、チームメイトとも練習を重ねて対策を練る時期だったが「LINEでやりとりはしていました」と、病床から連絡をする程度しかできなかった。そんな中、シーズン前から頼もしい新戦力が病室にやってきた。新たにチームに加わった和久津晶(連盟)だ。「(オフィシャル写真の)撮影の帰りにお見舞いに来てくれたんですよ。すごいのつけてましたよね(笑)」。クールな茅森も思い出し笑いした、和久津のド派手な編み込みヘア。「私の病室で写真撮ってましたよ」と、また笑った。

 セガサミーフェニックスは、ベテラン近藤誠一(最高位戦)が“白一点”で、魚谷侑未(連盟)、茅森、和久津と、男性1人・女性3人といった特殊なチーム構成。「3人の時より、ちょっとにぎやかになりましたね」と、強烈な個性の持ち主である和久津効果を早くも実感している。「和久津さんとは前から仲がいいですからね」と、すんなり溶け込んでいるともいう。昨シーズン、チームは6位。上位進出、さらには優勝を目指すためには、女性選手が一気に増えたMリーグの中で、セガサミーフェニックスの戦いぶりは他チームとは異なる注目を集める。

 19歳で「なんとなく勧められて」プロ雀士となった茅森の勝負度胸は抜群。ただ、昨シーズンは「ちょっと弱気だった」と、相手を見すぎた。今年も各チームに新戦力が入り「最初は見ますね。押し引きのバランスとか」と、U-NEXT Piratesに入った瑞原明奈(最高位戦)、赤坂ドリブンズの丸山奏子(最高位戦)の2人については、しっかりと見定める。ただ、それ以外の部分では「最初は攻め寄りでいきたいなと思っています」と、前掛かりの戦い方をイメージする。鋭い感性が手牌と噛み合えば、男性を含めトッププロたちをなぎ倒すだけの力は持っている。心強い仲間の激励も受け、茅森が今年は開幕から感性を研ぎ澄ませる。

◆茅森早香(かやもり・さやか)1982年5月4日、北海道生まれ。B型。最高位戦日本プロ麻雀協会所属。主な獲得タイトルは第2・13回女流モンド杯、第11期女流最高位、麻雀最強戦2012女流プロ代表決定戦、麻雀最強戦2016女流プロ代表決定戦・激突!タイトルホルダー、女流プロ麻雀日本シリーズ2019他。

◆Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(C)AbemaTV

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