屈辱の敗戦もデータ化済み “麻雀ロボ”小林剛が注目した平均打点1000点差の違和感/麻雀・Mリーグ
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 U-NEXT Piratesは昨年、小林剛(麻将連合)、朝倉康心(最高位戦)、石橋伸洋(最高位戦)という世界中に愛好者を持つオンライン麻雀ゲーム「天鳳」で、天鳳名人位を獲得したプロ3人衆で挑んだ。優勝候補の筆頭という前評判もあったが、レギュラーシーズン5位と惜敗し、ファイナルステージ進出を逃した。

 キャプテンとしてチームを牽引した小林自身も▲115.6で個人スコア21人中15位。アガリ率こそ23.26%と全21人中2位だったが、トップ率に関しては14.81%で全21人中20位という成績でレギュラーシーズンを終えていた。「自分がこの点差で2着目だったら2着キープをするだろうといった状況から、結構トップを狙ってくる人が多かった。リードしていた時でも、相手がここまでトップにこだわって逆転を狙ってくるとは思っていなかった」と想定外だったことを明かした。

 U-NEXT Piratesのベースとも言える「天鳳」も赤牌ありルールであることから、小林はMリーグと比較して、平均打点に開きがあったところに注目していた。「Mリーグと天鳳の平均打点は全然違いますね。Mリーグがだいたい6700点、天鳳だと5700点といった具合に1000点ぐらいは違った」とMリーグの傾向は相対的に打点重視だったと分析した。

 この分析結果をもとに「今期はセーフティリードの感覚をちょっと変えなきゃいけない」と考えている。

 シーズンオフの期間、チーム練習も積み重ねてきた。「1年目は手探りでしたが、Mリーグ全体として、こういう場だったらこうだよねとか。この人がいたらこうだよねといった話が、以前よりは出来るようになりましたね」とチーム内でも情報を共有してきた。

 正確無比の打牌で感情を表に出さないことから“麻雀ロボ”と称される小林だが「U-NEXTからは今年こそ勝てよというプレッシャーは非常に強く感じています」と雪辱に燃えている。「そのために出来ることは勝つこと」と新たな決意を胸に9月30日の開幕戦を迎える。

 「インプット」→「解析方法」を完了した“麻雀ロボ”こと小林AI。あとは「アウトプット」するだけだ。【福山純生(雀聖アワー)】

◆小林剛(こばやし・ごう)1976年2月12日、東京都生まれ。AB型。麻将連合μ所属。主な獲得タイトルは第3回野口恭一郎賞、第3・7・9期将王、第1・2期天鳳名人位、RTDリーグ2018。著書は「スーパーデジタル麻雀」「麻雀技術の教科書」(井出洋介プロと共著)。

◆Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

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