将棋の王位戦七番勝負第7局が9月25日、東京都千代田区の「都市センターホテル」で午前9時から行われている。豊島将之王位(名人、29)が勝てば初防衛、木村一基九段(46)が勝てば史上最年長46歳3カ月での初タイトルとなる。
 名人・王位の二冠で、将棋界の最高峰にいる豊島王位は、過去タイトル3期の経験があるが、全てが奪取で、まだ防衛はなし。昨年、自身初タイトルとなった棋聖位は、渡辺明三冠(35)に奪われた。木村九段は過去、幾度もタイトルに王手をかけるところまでいったものの、惜しくも奪取ならず。悲願の初タイトルを獲得するか、多くのファンから注目を集めている。