“魔王”から“大魔王”へ RTD王者・佐々木寿人がMリーグ制圧に再チャレンジ/麻雀・Mリーグ
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 Mリーグの前哨戦とも言えるRTDトーナメント2019で「ほぼ理想の勝ち方だった」と佐々木寿人(連盟)は、悲願のRTD4代目王者に輝いた。準優勝となった藤崎智(連盟)に197.1ポイント差をつけるまさに圧勝劇だった。

 昨年のMリーグでもその圧倒的な攻撃力からついた異名は“魔王”。そんな超攻撃型スタイルを誇る佐々木でも、Mリーグ1年目は苦しんだ。開幕から7戦未勝利、個人スコア▲272.1で21人中最下位。2018年10月25日終了時点のチームスコアは▲393.9にまで落ち込んだ。「どん底から這い上がって、よくファイナルにいけた」と言う通り、序盤の躓きはチームにとっても本人にとっても想定外だった。「今考えるとプレッシャーになっていた。どんよりとした毎日を送っていましたね。自分の打ち方が悪かったこともあったんですが、普段の打ち方さえ取り戻せばなんとかなるだろうという思いでした」と出場8戦目に国士無双をアガって、連勝を決めたところから風向きが変わった。「割と打たれ慣れているところもあるんで」と信条とする超攻撃麻雀を貫いたことでチームをV字回復させ、ファイナル進出をもぎとった。

 今期からRTDでもしのぎを削り合った高校の先輩でもある藤崎智(連盟)がチームに合流することになった。「技術は当然あるんで、どういう風にハマるのかは楽しみですよね」とムードメーカーにもなりえる藤崎を心強く思っている。

 オフシーズン中は所属団体のリーグ戦で研鑽を積みながら日々の稽古を欠かさず、とにかく打荘数を増やして来た。「自分の中で稽古は足りているので、すんなり迎えられます」と開幕への準備も万端だ。

 さらにルーティンとしているイメージトレーニングも欠かさない。「RTDトーナメント2019の決勝4戦目で1万2000点をツモってから、5局連続でアガリが続くシーンばかり毎日見ています。朝起きて見て、寝る前にも見る。永久保存版のような映像なので(笑)」と完膚なきまでにアガリ倒したシーンを何度も見直しては、戦闘力を高めている。

 他にイメージトレーニングと題してよく見る対局映像は「Mリーグだと1月7日に8万点台のトップを取った試合の自分がアガったシーンだけ。そして地和ですね」と2016年に行われた第1回麻雀プロ団体日本一決定戦の開幕戦でアガった地和の映像だそうだ。

 RTD王者という称号を引っさげ“魔王”から“大魔王”にパワーアップした絶対的エース・佐々木は、10月1日に開幕戦を迎える。「相手を叩きつぶすシーンをたくさんお見せしたい。一切手を抜くことなく終わりがない、むしれるだけむしり取る麻雀が理想なんで、そこを追い求めていきたいですね」と昨年逃したMリーグ“制圧”を目指す。【福山純生(雀聖アワー)】

◆佐々木寿人(ささき・ひさと)1977年1月12日、宮城県生まれ。O型。日本プロ麻雀連盟。主な獲得タイトルは麻雀グランプリMAX、モンド杯第9、11、12、17回、天空麻雀第4、5、10回、RTDトーナメント2019他。著書は「ヒサトノート 強者のメンタル強化塾」「人生勝たなきゃ意味が無い」他。

◆Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

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