プロスポーツの世界は上下関係に厳しい。ボートレース界は年功序列ではなく登録番号順であり、新人選手は先輩選手のサポートにも尽力しなければならない。9月22日放送のAbemaTV「水上学園!初めてのボートレース!」で密着した新人3選手も、息つく暇なく走り回っていた。
モーター抽選や身体検査などが行われる前検日、新人たちは「色々と準備をしなければならないので」と、集合の1時間以上も前から待機。モーター抽選を終えた後は、先輩たちの手伝いで早くもピットを走り回っていた。ようやくひと段落して自らの作業を開始しても、先輩たちの様子を常にチェック。少しでも動きがあればすぐさまサポートに走る一方、その横で楽しく談笑する先輩たちの光景もあった。試運転を終えた先輩たちがピットに戻ると、再び全力ダッシュ。ボートからモーターを外して格納する作業を自ら進んで手伝うなど、慌ただしさに終始した。
宿舎に戻っても新人たちに休息の時はなく、まずは売店で先輩たちの買い出し。食堂での食事は部屋ごとに席が決められており、その配膳も当然、新人たちの仕事だ。「宿舎に帰ってからの方が、仕事をしなきゃと寝られない」。宿舎にはトレーニングルームのほか、2000冊以上の漫画などがあるリラクゼーションルームも完備されているが、慣れるまで「気が休まる瞬間はない」そうで、「最初はホントに地獄」と苦笑い。ゲスト出演したボートレーサー・佐藤翼選手も「前検日は行くのが嫌だった」と、当時を振り返りながら新人たちをねぎらった。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)