将棋の棋王戦挑戦者決定トーナメントが10月8日に行われ、佐藤康光九段(50)が久保利明九段(44)に118手で勝利した。
佐藤九段はタイトル通算13期、久保九段は通算7期と、実績十分の両者の対局は今回で64回目。両者ともベテランの域に入っているものの、竜王戦1組、順位戦A級と、ともに最高位のリーグに所属し、タイトルホルダーらとトップクラスで対局を重ねている。本局では、久保九段の四間飛車に対して、佐藤九段は居飛車で対抗。中盤以降、形勢、持ち時間ともにリードを奪うと、難しい終盤戦でも粘りが特徴の久保九段に逆転を許さず、しっかりと寄せ切った。
これで両者の対戦成績は、佐藤九段の37勝27敗に。日本将棋連盟の会長職という重責を担う佐藤九段だが、まだまだ第一線で活躍し続けそうだ。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)