将棋の棋王戦挑戦者決定トーナメントが10月9日に行われ、村山慈明七段(35)が糸谷哲郎八段(30)に172手で勝利した。村山七段は次局、ベスト4入りをかけて本田奎四段(22)と対戦する。
過去2勝2敗と五分の成績だった両者の対局は、糸谷八段の先手番で始まり、角換わりの出だしから進行。糸谷八段が先に仕掛け、村山陣を攻略したかに見えたが、村山七段は自玉を上部に脱出させることに成功。糸谷陣の中でがっちりと守りを固めると、少しずつ糸谷玉に迫り、手数はかかったものの、しっかりと寄せ切った。
挑戦者決定トーナメントには、ベスト4以上で2敗失格システムを採用されており、1度敗れても敗者復活戦から挑戦権を獲得するチャンスが残される。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)