10月13日東京・両国国技館で開催されたONE Championship「ONE:CENTURY 世紀」。そのパート1でメインイベントを務めた女子アトム級王者・アンジェラ・リー(シンガポール)が、ション・ジンナン(中国)を最終5ラウンドの末にリアネイキドチョークで「チョーク葬」で一本勝ち。3月の日本大会のリベンジを果たした。
 3月31日、同じ両国国技館のケージには全く逆の光景が広がっていた。これまで絶対王者、「ONE女子の象徴」ともいえる存在だったアンジェラは、ションのどこまでも折れない気迫と、無尽蔵のスタミナから繰り出される打撃に顔を歪め人生初のTKO負け。アトム級に続き、ストロー級の2階級制覇の夢が打ち砕かれた瞬間だった。