将棋の棋王戦挑戦者決定トーナメントが10月25日に行われ、羽生善治九段(49)と佐々木大地五段(24)が午前10時から対局中だ。
羽生九段は1985年12月に四段昇段。タイトル通算99期、七冠独占、永世七冠、通算最多勝など、数々の大記録を打ち立て、現在はタイトル通算100期の偉業に向けて、活躍を続けている。竜王戦1組(1組以上:29期)、順位戦A級(A級以上:27期)と今なお第一線で活躍しているレジェンド棋士だ。
佐々木五段は2016年4月に四段昇段。タイトル、棋戦優勝はないが、昨年度の最多勝利勝を獲得している。竜王戦6組、順位戦C級2組で、今後の活躍が期待される若手棋士の一人だ。
棋王戦挑戦者決定トーナメントでは、ベスト4以上は2敗失格システムが採用されており、1敗した棋士は敗者復活戦に回ることができる。勝者組の優勝者と、敗者復活戦の優勝者が、変則の二番勝負を行い、勝者組優勝者は1勝、敗者復活戦優勝者は2連勝すれば挑戦権獲得となる。
本局の持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は羽生九段。勝者はベスト4入りが決まる。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。