YouTubeに悪質な“なりすまし動画”を投稿する人物が次々に現れ、SNSに批判が殺到している。
10月28日、富士登山の様子を生配信していた男性が滑落する事故が発生。その翌日、生配信していた男性とは別の男性が「無事生きています」とYouTubeに動画を投稿し、その動画は約55万回再生された。
また、10月31日未明に世界遺産の首里城で火災が発生した際にも、「燃やしたのは僕です」という趣旨の動画をYouTube投稿する男性が現れていた(現在動画は削除済み)。
上記のようないわゆる“炎上YouTuber”たちは、「動画の再生回数やフォロワー数を増やしたい」、「ウソも含めた炎上動画を投稿することで再生回数が増える」、「炎上動画を投稿すると動画への低評価は増えるが、拡散されることで動画の再生回数が伸びる」などの思惑で、炎上動画を投稿しているという。
今回の騒動のようなウソの動画を投稿することに法的な問題はないのか、清水陽平弁護士に話を聞いた。清水弁護士は「ウソの動画の投稿だけでは犯罪になりにくい。もしも本当の犯人だと信じた方が警察に通報し、警察が動いた場合は“偽計業務妨害”にあたる可能性がある」と、警察が出動した場合には罪に問われる可能性を示唆した。
また、最適な対処法については「運営側に通報すること」と清水弁護士はコメントしている。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
▶【動画】炎上“なりすまし動画”の違法性を弁護士に聞く
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