大和証券Mリーグ2019、11月4日の1回戦で、EX風林火山・勝又健志（連盟）がトップを取り、自身3勝目、チーム5勝目を挙げた。対局時間は2時間超、局数も今期最長の19局というロングゲームであっても集中力を切らさずに、放銃ゼロで乗り切った。
対局者は起家から勝又、セガサミーフェニックス・茅森早香（最高位戦）、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠（連盟）、TEAM雷電・萩原聖人（連盟）。
まさに「風林火山」の戦いぶりだ。勝又は東1局の親番、リーチ・ツモ・タンヤオ・赤で1万2000点と「風」の如く早いアガリを決め、主導権を握った。東4局では萩原から先制リーチを受けながらも8000点（供託1000点）の加点に成功。
南1局1本場の親番では、リーチ・ツモ・赤・ドラ2・裏ドラで1万8000点（＋300点、供託2000点）と「火」の如く相手の点棒を奪い取り、6万点超えと有利なポジションに立った。
その後は茅森の猛追と萩原の連チャンに対して「林」の如く静かに構えて気配を消したり、「山」の如くどっしり構えてテンパイ料を取ったりと、チーム名同様に風林火山の心構えで戦い抜いた。
解説の赤坂ドリブンズ・鈴木たろう（協会）も「（先制リーチを）受けた時の粘り方で実力差が出る」と勝又の卓越した攻守バランスを絶賛。ファンも「まさに死闘」「勝又最強」「安定の風林火山」と大満足していた。
読みの精度の高さから軍師とも称される勝又が、直近10戦トップのなかったチームを鼓舞する勝利をもたらした。【福山純生（雀聖アワー）】
【1回戦結果】
1着 EX風林火山・勝又健志（連盟）4万6900点／＋66.9
2着 セガサミーフェニックス・茅森早香（最高位戦）3万8600点／＋18.6
3着 KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠（連盟）1万3000点／▲27.0
4着 TEAM雷電・萩原聖人（連盟）1500点／▲58.5
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各16試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（12試合）に進出し、優勝を争う。
（AbemaTV／麻雀チャンネルより）
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