<大相撲九州場所>◇十三日目◇22日◇福岡国際センター
前頭筆頭・隠岐の海(八角)と前頭二枚目・明生(立浪)の豪快な投げの打ち合いに、館内がわいた。
両者、負ければ負け越しが決まるという一番は、土俵際で隠岐の海が上手、明生が下手で投げの打ち合いに。どちらも、少しでも粘りたいと自身をかばう手を出さず、上がった足の曲がり方もそっくりな、見事なシンメトリーを描いてから、ほぼ同時に倒れ込んだ。軍配は明生に上がったものの、物言い・協議の結果、軍配差し違えで隠岐の海の勝ちに。負け越し寸前で、貴重な白星をつかんだ。