叡王戦本戦1回戦が11月24日に行われ、千田翔太七段(25)が高見泰地七段(26)に105手で勝利した。高見七段は前叡王として2度目の叡王を目指したが初戦で姿を消した。
叡王戦は、全棋士、女流棋士1人、アマチュア1人によるタイトル戦で、段位別予選、本戦トーナメントを勝ち抜いた2人が、挑戦者決定三番勝負を行う。挑戦者は、永瀬拓矢叡王(27)と七番勝負を行う。予選は四段、五段、六段、七段、八段、九段と、段位別で行われ、各段位によって本戦出場枠が異なる。
相掛かりの出だしから進んだ対局は、中盤まで高見七段のペースで進んだが、終盤に向かうにつれて千田七段が反撃。大駒の交換からより形勢がはっきりすると、自玉をしっかり固めてから寄せに向かった千田七段が快勝を収めた。千田七段は2回戦で豊島将之名人(29)と対戦する。
(AbematV/将棋チャンネルより)