「見る雀」イベントも1000人規模へ Mリーグ「プレミアムナイト」が麻雀イベント過去最大級に
【映像】ABEMAでみる

 プロ麻雀リーグ「Mリーグ」のパブリックビューイング拡大版「プレミアムナイト」(12月3日)が、約900席のチケットを完売した。これまで参加者が麻雀を打つ大会などでは、数百人規模のものもあったが、1000人近いファンを一同に集めるのは、麻雀業界としても過去最大級と言われている。特徴的なのは、麻雀を打つことがなく試合を観戦するだけの「見る雀」イベントであること。プロスポーツ観戦に一歩近づいたMリーグのパブリックビューイングに、選手たちからも驚きと期待のコメントが続いた。

 Mリーグのパブリックビューイングは、リーグ設立となった昨年度、100人強のスペースで開催。全日完売の人気ぶりを誇ったが、1回あたりの規模としては決して大きなものではなかった。2期目となる2019シーズンに入り、9月30日の開幕式・開幕戦で行われたパブリックビューイングでは300人以上を集客。初年度の盛り上がりを受けてか、人数は3倍になった。

 そして12月3日の拡大版・プレミアムナイト。東京・EXシアターで開催されるが、約900席は当日券を売ることなく完売した。開幕戦から3倍、昨年から比較すれば9倍にもなる。価格も税込み・8500円と決して安くはない設定で、しかも平日。リーグに参加している選手の多くは、この状況に驚くばかりだ。赤坂ドリブンズの園田賢(最高位戦)は、これまでの麻雀ファンの気持ちを代弁した。

 園田 見て楽しむ人が増えて、来てくれるのはうれしいですよね。僕はもともと麻雀なんて見るもんじゃねえ、やるもんだと思って番組とか見てこなかったんですけど、最近は見ていても楽しめるんですよね。麻雀打つと疲れるじゃないですか。でも見ている分には楽だし、お酒も飲めて、麻雀欲求が満たされるんですよ。

 昨期、100人強のパブリックビューイングでイベントMCを務めていた渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)にとっても、この数は驚きでもあり、また通過点でもあってほしいものだ。

 日向 900人はすごいですよね。でも、これを通過点にして、いきなり1万人とかは無理だと思うんですけど、3000人ぐらいだったら可能なんじゃないかなとも思っています。ゆくゆくは7000~8000人とかも目指せるといいですよね。私「アリ~ナ~!」って言ってみたいんですよ。ライブみたいに(笑)

 未体験の数字に驚く者が多い中、大きな会場で何度も舞台に立ってきた俳優兼プロ雀士、TEAM雷電・萩原聖人は、問題意識もはっきりしている。

 萩原 僕らが人数を体感するとしたら劇場なんですけど、300人の小屋と1000人の小屋では芝居が変わるぐらいの違い。マイクをつけるかどうかとか、後ろの人は見えるのかとか、物理的な話も出てくるので。それに1000人集めることが大事なんじゃなくて、来てくれたお客さんが楽しんでくれることが大事。Mリーグの興行はおもしろいという信用をどうやって得ていくのかですね。

 他のスポーツ興行を見渡せば、試合前後や最中のパフォーマンス、各種ファンサービス、来場メリットなど、施策は多岐に渡り、連日満員で大成功を収めているリーグやチームもある。見て楽しむファン層が拡大している今だからこそ、どこまで来場者を満足させられるかが、次のイベントや、将来のMリーグにつながるものだと考えている。

 麻雀が「打って楽しむもの」だけから「見ても楽しむもの」に大きく動き出している近年。今回のプレミアムナイトの集客が、今後の「見る雀」拡大の大きな節目となれば、選手のアガリで会場に地鳴りが響くような状況が、本当に実現されるかもしれない。

▶中継:過去最大規模のパブリックビューイングが開催 12/3(火)19:00~

ドリブンズvs風林火山vsABEMAS vs雷電
ドリブンズvs風林火山vsABEMAS vs雷電

▶映像:高宮まりのかわいすぎる「ん?」にみんなほっこり(3時間7分ごろ~)

6本場の計算に高宮まりが思わず「ん?」
6本場の計算に高宮まりが思わず「ん?」

ABEMAを大画面で楽しもう

ハイセンス 50V型
ハイセンス 50V型
ネット動画対応 Amazon.co.jp限定
Amazon
シャープ 55V型
シャープ 55V型
AQUOS 4K 液晶テレビ
Amazon