「ミスター法政コンテスト」の開催を巡り、大学側が生徒に対して「本学での開催を認めない」旨の声明を発表した。
12月6日に東京23区内で開催されると告知されていた「ミスター法政コンテスト2019」だが、これに対して法政大学が11月29日、学生に向けて「本学の関知するものではなく、また本学の施設を利用しての開催も認められていません。本学は『ミス/ミスターコンテスト』のように、主観に基づいて人を順位付けする行為は、『多様な人格への敬意』と相反するものであり容認できるものではありません」という声明を発表。
この声明を受けてコンテストの運営委員会は2日、「後日ホームページにて運営の見解を発表させていただきます」と発表していた。しかし、4日現在でいまだ発表はなく、辞退する参加者まで現れているという。
慶応大学特任准教授を務めるプロデューサーの若新雄純氏は「首都圏の大学の多くで似たような問題が起きている。昔は学生が中心で運営していたものが、広告代理店などが介入して企業のスポンサーを付けて商品のPRをするなどしてお金をもらっている。運営に参加している学生は駒として使われているだけで、そういった大人に学生が巻き込まれていくということが増えているようだ」と今回の問題とは別に大学の「ミスコン」を取り巻く環境の変化を指摘。
また若新氏は「学生が自分たちで考えて行動して、ちゃんと大学と交渉して認可してもらっていればこういうことにはならないのでは」と私見を述べている。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)
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