魅力的な手さばきはプロの値打ちの一つ。大和証券Mリーグ2019・12月6日の第2試合で、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)の美技に、ファンが心酔した。
瀬戸熊はオーラスにドラ待ちの七対子をテンパイ。リーチでツモアガって跳満を決め、これが4着から3着への着順アップとなり、3万2000点分のポイントを獲得した。
この時、瀬戸熊の華麗な手さばきにファンが湧いた。コンマ数秒、アガリ牌の九万を画面に映すと、瀬戸熊はそこからクルっと回転させ卓上に置いた。これにファンは「かっけええ!!!」「トルネードツモォ」「ローリング」とコメントを寄せ、また苗字にちなんだ「熊」の絵文字も「くまああああ」という絶叫と共に登場した。
子の跳満は1万2000点だが、順位点を加えたその価値はおよそ役満一回分。しかしそのスコア以上に、一瞬の手さばきでファンを盛り上げる瀬戸熊はやはりトッププロの一人。
同じ連盟ではEX風林火山・滝沢和典(連盟)もその手つきの華麗さに定評がある。この日の瀬戸熊は着順こそ3着に終わったが、最終局に魅せた美技にはファンも大興奮だった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







