日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」への挑戦権を争う、第36期鳳凰戦A1リーグの第12節A卓が12月9日に行われ、伊藤優孝が半荘4回戦を全勝し、大逆転でリーグ残留を決めた。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」でもプレーする前原雄大、和久津晶の2人は悔しい降級確実となった。

 前節終了時点で、残留ボーダーまで80.8ポイント下回っていた伊藤だが、前原、和久津、さらには沢崎誠とMリーガーでもある3人相手に“死神”の異名どおり、最下位から底力を発揮。一気に4連勝を果たすと和久津、さらにはぎりぎり残留圏内にいた前原も降級圏に沈め、奇跡の残留を決めた。「この結果は奇跡に近いから嬉しい。来年はフルスロットルで頑張ります」と、死神にも笑顔が見えていた。

【試合結果】

1位 伊藤優孝 +79.5

2位 和久津晶 +12.7

3位 沢崎誠 ▲37.3

4位 前原雄大 ▲55.0

 ◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。

 ◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。

(C)日本プロ麻雀連盟チャンネル ※画像はFRESH LIVEから

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