今月3日、14年ぶりに古巣西武への復帰が決まった松坂大輔投手(39)がグレーのスーツに身を包んで会見に臨んだ。
会見の中で「球も遅くなった。やりたくないと思っていたボールを動かすピッチングもしている。そうすることが自分の生きていく道。昔のイメージを持っている方もいると思うが、今の自分ができることを100%出してチームに貢献していきたい」と意気込みを語った松坂に対して「キレイな真っすぐで勝負をすることがピッチャーの王道か」と質問が飛ぶ場面もあった。
すると松坂は「ピッチャーの王道というよりも自分のこだわり。綺麗な回転の速い真っすぐを投げ続けたいとアメリカに行った時も思っていた。それが故障を経験してストレートに対する考え方が変わってきたということ」と答えた。
さらに、今の松坂は「技巧派なのか?」という問いに対しては「技巧派とか、速球派とか、変化球ピッチャーとか色々ある。しかし、自分で速球派と思ったことは無い。昔から変化球が得意だったので、僕はどちらかというと、(昔は)速いボールも投げられる変化球ピッチャーだと思っていた。ライオンズから入団の話をもらう中で、当然今のピッチングスタイルの話にもなった。それが今のパ・リーグの中ではいいのではないかと言ってもらえたし、僕自身はその言葉を頂いて、どこまでスキルアップできるかわからないが、動かすボールをメインにどうバッターを打ち取っていくかを考えながら、このオフ、キャンプを過ごしていきたい」と話した。
話は阪神で活躍する同い年の藤川球児投手についても及んだ。藤川本人が「バッターの様子を見て打ち取ることができるということに関しては、今の方がいいピッチャー」と話していることについては「今の僕とは違って、彼は僕から見てもまだすごく元気なボールを投げられている。未だに分かっていても打たれないストレートを投げている。その姿を見て僕はものすごいパワーをもらっている。尊敬もしている。僕の方が昔と比べてスタイルは変わっているが、彼の言っていることは分かる」と笑顔で答えた。
【映像】入団会見の様子
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