「うるさい」苦情で中止から一転、“苦情ゼロ”で“参拝者5倍増”へ 「除夜の鐘」が復活したアイデアとは
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 12月15日、「除夜の鐘」というキーワードがTwitterでトレンド入りした。

 「近所からの苦情で『除夜の鐘』を中止にするお寺が出ている」というニュースが報じられ、Twitter上で「嫌な世の中になったなぁ……」や「苦情言った人の煩悩凄そう……」、「こうやって古きよき日本が消えていくんやな」などの声が上がっていた。

「うるさい」苦情で中止から一転、“苦情ゼロ”で“参拝者5倍増”へ 「除夜の鐘」が復活したアイデアとは
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 「除夜の鐘」を中止していた静岡県牧之原市の大澤寺に話を聞くと、「2004年頃に『うるさい 何やってんだ』という苦情の電話が2年連続でかかってきたために中止にした」ということだそうだが、「伝統を崩したくない」ということで、鐘をつく時間を深夜12時からお昼の12時に変更した上で復活させたという。

 昼間に行うことで「酔っ払いが減った」、「子どもや主婦が増え、参拝者が5~6倍に増えた」、「照明も不要」、「夜ほど寒くない」などメリットも多く、これまでに苦情もきていないという。

 「除夜の鐘」は大晦日の深夜12時頃から元日にかけて108ある煩悩を取り除くために同じ回数お寺の鐘をつく行事(諸説あり)で、1920年代に放送されていたNHKの「ゆく年くる年」の前身「除夜の鐘」というラジオ番組が同行事の定番化に貢献したといわれている。

(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)

▶【動画】参拝者が5倍増! 「除夜の鐘」復活のアイデア

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