「私が選んだのは、物事が始まる『始』。まさに今年、新しい時代が始まった」
 1年を振り返り、安倍総理が選んだ“今年の漢字”は「始」。令和という新しい時代が始まり、日本はお祝いムードに包まれた。しかし、安倍総理自身については「説明責任」という言葉に追われた1年でもあった。
 今年の初めに明らかになった、厚生労働省が毎月勤労統計で不適切な調査を続けていた問題。さらに6月、老後資金は公的年金だけでは約2000万円が不足すると指摘した金融庁の報告書が国民に不安を与えた。