将棋の藤井聡太七段(17)が12月17日、王位戦予選で出口若武四段(24)に97手で勝利した。これにより藤井七段は次局、予選決勝で斎藤慎太郎七段(26)との対局が決定。勝てば、初の挑戦者決定リーグ入りが決まる。
 過去2戦2勝していた出口四段との対局で、先手番だった藤井七段は角換わり腰掛け銀の出だしから、相手の積極的な攻めにうまく対応。攻め合いの中から、うまく自玉の安全度の高め、大きく差を広げる快勝を収めた。対局後には「手厚い形にすることができました。(出口四段は)鋭い将棋という印象ですが、常に踏み込む手を選択されてきたという印象はあります」と振り返ると、決勝に向けては「リーグ入りしたことがないので、一生懸命指せればと思います」と意気込みを語った。