立ち技格闘技団体・K-1のスター選手である武尊が、若き日のタイ武者修行で苦楽の日々を共にした親友・不可思に“仕掛けた本人も大興奮”のセクシードッキリを敢行。とびきりの色仕掛けに屈しなかった親友を「男のカガミだね(笑)」と改めて絶賛、見直した。
新生K-1では名古屋初進出となる12月28日のドルフィンズアリーナ大会では、この地だからこそのビッグカードも組まれている。大和哲也vs不可思のスーパーライト級マッチだ。ともに名古屋出身、キック界で数々のベルトを巻いた強豪同士の一戦であり、この階級のタイトル戦線を占う意味でも大事な闘いだ。
現在は東京を拠点にしている不可思だが、大和は地元の大先輩。選手としてだけでなく「人間としてもリスペクトできる」と言う。そんな両者の対戦は、やはり名古屋で組まれるのがふさわしい。後輩である不可思にとってはキャリアの中でも特別な意味を持つ一戦になりそうだ。そこでこの試合を盛り上げるため、不可思と旧知の仲である武尊がひと肌脱ぐことになったというわけだ。
ドッキリ企画自体はテレビなどでよく見られるものだが、試合を控えた格闘技選手に仕掛けるというのは前代未聞。しかも、その内容が「セクシードッキリ」である。
以前から自身のSNSで“女性の胸が大好き”と公言してきた不可思。それが単なるネタなのか、ホンネなのかを検証しようというこの企画。まずは試合に向けての偽インタビューをセッティングし、その女性アシスタント(もちろん仕込み)が豊満な胸の持ち主だったら……取材中でも「チラ見してしまうのか」という男泣かせの色仕掛けからスタートした。
さらに「女性の胸を模したケーキ」、「撮影に訪れたフィットネスモデルの色仕掛け」など、ベタ中のベタともいえるドッキリが連発された。ハードなイメージの格闘技では、こうしたネタはむしろ新鮮。さて、不可思の反応はいかに……。
不可思のプライベートまでを知り尽くした武尊だけに“色仕掛けの名手”といった具合でモニターから送る指示も的確そのもの。時折見せる満面の笑みは、武尊ファン必見だ。
最後はやたら積極的なフィットネスモデルが登場し、セクシー波状攻撃にノックアウト寸前の不可思だったが、そこには男気たっぷりの結末が待っていた。そんな不可思に武尊が掛けた言葉が「男のカガミだね(笑)」。仕掛けられた本人も「ハニートラップかと思った……」と冷や汗タラタラのドッキリ。色仕掛けの試練を乗り越えたことで、試合に向けて勢いがついた、と言えなくもない。