日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」へとつながる第36期鳳凰戦A2リーグの第11節D卓が12月26日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、MリーグのKONAMI麻雀格闘倶楽部でもプレーする佐々木寿人、TEAM雷電に所属する黒沢咲が、そろって初めてのA1リーグ入りを決めた。

 上位2人がA1昇級を決める最終戦で、暫定1位だった佐々木は逃げ切り、同3位の黒沢は、同2位の近藤久春との78.1ポイント差をひっくり返す必要があった。全4戦のうち、2戦を終えたところで、両者の差は約50ポイントに。すると3回戦で黒沢が6万点超のトップを取り、ついに近藤を逆転。4回戦でもリードを守りきり、劇的な逆転昇級を決めた。また、佐々木も大きなリードをしっかりと保ち、悲願の最上位リーグに到達した。

【試合結果】

1位 黒沢咲 +52.2

2位 佐々木寿人 +13.1

3位 二階堂亜樹 ▲7.7

4位 近藤久春 ▲59.6

 ◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。

 ◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。

(C)日本プロ麻雀連盟チャンネル ※画像はFRESH LIVEから

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