将棋の棋王戦挑戦者決定二番勝負の第2局が12月27日に行われ、佐々木大地五段(24)と本田奎四段(22)が、現在対局中だ。昨年10月に四段昇段を果たした本田四段は、実質的なデビュー年度でタイトル挑戦に王手。勝利すれば、史上2番目の早さでのタイトル挑戦となる。
佐々木五段は2016年4月に四段に昇段。フリークラスからのスタートになったが、直後から高勝率を誇り、順位戦入りを果たした。昨年度は最多勝利賞も受賞している若手のホープ。竜王戦6組、順位戦C級2組で、公表されている今年度の成績は34勝14敗、勝率.708と好成績だ。
本田四段は2018年10月に四段昇段。初参加の棋王戦で、予選から勝ち進み、強豪棋士との連戦にもなった本戦でも、勝者組で優勝。無敗のまま、挑戦者決定二番勝負に進んだ。竜王戦6組、順位戦C級2組で、今年度は29勝13敗、勝率.690だ。
棋王戦の二番勝負は、本戦の勝者組優勝者と、ベスト4以上から1度敗れた者で競う敗者復活戦の優勝者が対戦。勝者組優勝の本田四段は1勝、敗者復活戦優勝の佐々木五段は2連勝で、タイトル挑戦となる。第1局では佐々木五段が勝利したため、本局の勝者がタイトル挑戦権を得る。
本田四段は、デビューからまだ1年2カ月で、本局に勝利すると、屋敷伸之九段(47)に次いで、デビューから史上2番目の早さでタイトル挑戦となる。従来の記録は1年2カ月11日で、記録は挑戦決定日ではなく、番勝負の第1局で計算する。
持ち時間は各4時間で、先手は佐々木五段。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)