8日にブリスベンで行われたテニス国別対抗戦・ATPカップ、フランス対南アフリカの試合。6日のセルビア戦に続き、この日も「イラチ」ペールが発動。試合中に激昂し、逆切れしたペールはもう誰も止められない。観客席にボールを打ち込み、さらには審判と口論。リードしていた場面から大崩れして試合にも敗れてしまった
 1つでも負ければ、フランスチームの決勝トーナメント進出の道が絶たれる大事な試合だった。初戦のシングルスを取り、あと2勝で決勝トーナメント進出という状況で、ペールの出番となった。2日前のセルビア戦でも大暴れだったペールが出場することもあり、場内にも不穏な空気が漂っていた。ペールを送り出したフランスの監督、ジル・シモンもどこか不安な表情をしていた。