<大相撲初場所>十三日目◇24日◇東京・両国国技館
勝負が決した直後、館内には割れんばかりの拍手と大歓声、さらに「炎鵬コール」が湧き起こった。
前頭五枚目の炎鵬(宮城野)が、見事な足取りで小結・阿炎(錣山)を破り勝ち越しを決めた。立ち合い右腕で突いて出た阿炎だったが、一瞬の隙をついて懐に潜り込んだ炎鵬に左脚を取られると、軽々と持ち上げられ土俵の外まで運び出された。
AbemaTVで解説を務めた元関脇・寺尾の錣山親方は「(阿炎は)上体が突っ立って相手が全く見えていない」と話すと「右腕一本で相撲を取ろうと思ったらダメ。炎鵬の好きなようにされる」と厳しい口調で続けた。
勝負が決した直後、館内には大きな手拍子と炎鵬コールが起こったが、そのことについて錣山親方は「頑張っている力士が勝つのはいいこと。阿炎は悔しい思いをして、またやり直せばいい」と締めくくった。この一番に視聴者からは「凄いものを見た」という驚きの声が多数寄せられていた。(AbemaTV/『大相撲チャンネル』より)
【映像】割れんばかりの炎鵬コール(15分頃)
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