キラー誕生。平田樹はいいタマだ。控えめな選手が多い日本人選手の中で個性に溢れている。何よりも腹が据わっているし、覚悟が決まっている。立派なファイターで表現者だ。
 計量オーバーからの勝利にあのふてぶてしさとくるから、観る側も戸惑ってしまったのか、2月7日にインドネシア・ジャカルタで開催されたONE Chmpionship「ONE: WARRIOR’S CODE」を中継したAbemaTVの視聴者コメントでは賛否が分かれた。賛否を恐れて定型になりつつある格闘技界において、賛否が分かれることを恐れることなく、自分の表現を貫ける選手がいないから、こんな存在が出てくることに喜びを感じる。この文章を書いている今もこんな存在が出てきたことに混乱しているのだ。何故ならば、こんなタマが出てくると思ってもいなかったから。