東海テレビが2018年秋に名古屋地区で放送、大きな話題を呼んだドキュメンタリー番組『さよならテレビ』。同社報道部を長期にわたり撮影、情報番組のアナウンサー、契約社員のベテラン記者、そして派遣社員の新人記者の3人を軸に、ネット上では“マスゴミ”と呼ばれ、視聴率競争や働き方改革など、番組制作の現場が抱える様々な矛盾を映し出した作品だ。
今、その映画版が各地で公開され、再び注目を集めている。ポレポレ東中野(東京・中野)の大槻貴宏代表は「まず全ての回が満席というのがすごい。そして、出てくる時のお客さんたちが、何か喋りたそうな顔をしている。そういう映画だというのが面白いところだ」と話す。