(レスリングの地力に加え荒々しいファイトが持ち味の杉浦)
 昨年、プロレスリング・ノアはGHCナショナル王座を新設した。体重無差別、ノアの国内大会でのみタイトルマッチが組まれる新機軸で、シングル戦線の活性化が目的となる。初代王者となったのはノアでトップの一角をなす杉浦貴だ。今年50歳になるが衰えはまったく感じさせない。むしろ今がピークと思えるほどだ。11月の両国国技館大会、初代チャンピオン決定戦ではマイケル・エルガンに勝利している。