忍びなれども忍ばない!藤崎智、御役目果たす快勝 セミファイナルに「足場は固まった」/麻雀・Mリーグ
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 忍者が強烈なアガリを決めて勝ち切った。大和証券Mリーグ2019・2月20日の第1試合で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)が今期5勝目を獲得した。

▶映像:KONAMIの刺客・藤崎智が貴重な勝利

 この試合の対局者は、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)、藤崎、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)の並びでスタート。

 序盤は瀬戸熊がリードするも、藤崎は得意のメンゼン高打点で手を作って応戦する。勝負手が決まったのは東3局。藤崎は、リーチ・タンヤオ・ツモ・三色同順・赤・ドラの1万8000点をアガって一人浮きのトップ目に立った。

 その後はライバル3者それぞれに勝負手をぶつけられるも、危なげないゲームメイクを見せ、結局誰にも迫られることなく5勝目を獲得した。

 “忍者”の異名の通り、こっそりダマテンが藤崎の代名詞。連盟においては先日2度目の最高峰タイトル鳳凰位を戴冠し、円熟味深まるレジェンドとして活躍するが、Mリーグにおいても「放銃せず、高い手はしっかりアガリ切る」という試合展開を作り、高い実力を見せている。

 リーチが少ない、だからこそリーチと出るときは勝算が大いにある。藤崎は高いリーチ成功率も強みの一つ。この日は東3局の跳満に見られるように、勝機を得たとばかりにリーチ攻勢。ライバルを寄せ付けない、臨機応変さを見せた。

 個人スコアはこの日の結果でほぼプラスマイナスゼロ。インタビューでは「チーム戦なので、(プラスしていない)プレッシャーはあまり感じませんでした」と飄々とした回答。

 跳満のアガリに関しては「(自分でアガリを)決めたのではなく、決まっただけですよ。アガれると思っていなかった」と謙虚に振り返った。またこれには視聴者から「力みがない笑」「謙虚マン」「忍者――おめでとう!トップありがとう」とコメントが続いた。

忍びなれども忍ばない!藤崎智、御役目果たす快勝 セミファイナルに「足場は固まった」/麻雀・Mリーグ
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 セミファイナルに向けて話を振られると「足場は固まったと思いたい、応援してください」とファンへ頭を下げ、決めポーズ。

 佐々木寿人(連盟)という絶対的エースが好調を見せる今、他の選手は大崩れせず、スコアを支えることができればセミファイナル進出は盤石。今期からリーグ参戦の藤崎、1年目の戴冠に向け、睨みを利かせていく。

【1回戦結果】

1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)3万9300点/+59.3

2着 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)2万1200点/+1.2

3着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)2万400点/▲19.6

4着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)1万9100点/▲40.9

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(AbemaTV/麻雀チャンネルより)

▶映像:KONAMIの刺客・藤崎智が貴重な勝利でセミファイナル進出に足固め

いぶし銀・藤崎智が大きな1勝
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