将棋の王位戦挑戦者決定リーグ紅組1回戦が2月22日に行われ、永瀬拓矢二冠(27)が鈴木大介九段(45)に133手で勝利し、白星発進を果たした。
2018年度に叡王、2019年度に王座と、着実にタイトル保持数を増やしている永瀬二冠は、振り飛車党・鈴木九段の四間飛車に対して、居飛車で対抗。長い中盤まで互角の展開だったが、本格的な戦いが始まったあたりからリードを広げると、終盤に向けては一気に突き放した。
王位戦の挑決リーグは紅白、2つの組に6人ずつ分かれて総当たりのリーグ戦を実施。各組優勝者が、木村一基王位(46)への挑戦権をかけた決定戦に臨む。紅組には、この日対戦した2人、豊島将之竜王・名人(29)のほか、ベテラン佐藤秀司七段(52)、若手のホープ佐々木大地五段(24)、実質的なデビュー年度でタイトル挑戦まで駆け上がった本田奎五段(22)など、バラエティ富んだ6人が参加している。
【終局時の残り持ち時間】
永瀬拓矢二冠 39分(消費3時間21分) 鈴木大介九段 48分(消費3時間12分)
(AbemaTV/将棋チャンネルより)