将棋の折田翔吾アマが2月25日、棋士編入試験五番勝負の第4局で、本田奎五段と午前10時から対局を開始した。現在2勝1敗としている折田アマは、本局に勝利すれば念願のプロ入りが決定する。
折田アマは、アマチュアで優秀な成績を収めたことからプロの棋戦に参加し、プロ相手にも高い勝率を残したことから、規定により棋士編入試験の有資格者となった。通常は奨励会の三段リーグを勝ち抜いた者が四段昇段、プロ入りを果たすが、編入試験では五番勝負で3勝2敗と勝ち越せば、プロ入りが認められる。
本局の相手、本田五段は実質的なデビュー年度から棋王のタイトルに挑戦している新鋭。今回の五番勝負の中でも折田アマにとっては、最大の難所と言っていい強敵だ。
持ち時間は各3時間で、先手は折田アマ。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
◆編入試験五番勝負の対戦相手(試験官)と折田アマの先手・後手、勝敗
第1局 黒田尭之四段 後手○
第2局 出口若武四段 先手●
第3局 山本博志四段 後手○
第4局 本田奎五段 先手
第5局 池永天志四段