3月6日に行われた将棋の竜王戦1組ランキング戦で、佐藤康光九段(50)が夕食に頼んだ「かけうどん+もち」という注文が、ファンの間で話題になった。
佐藤康九段は、過去162回も対戦した将棋界のレジェンド棋士・羽生善治九段(49)と対戦。先週も同じ顔合わせで、午前9時から翌日の午前1時過ぎまで大熱戦を演じた。
竜王戦は持ち時間各5時間で、正午からと午後6時から、2回の食事休憩が設けられているが、佐藤康九段は昼食に「ハッシュドビーフ(ライス大盛り)+チーズ」という洋食をチョイス。将棋ファンの間では、じっくりと進む対局の中で、この「将棋めし」がお楽しみコンテンツの一つになっており、夕食にも注目が集まっていた。
羽生九段が山菜そばを注文する一方、佐藤康九段の一手は「かけうどん+もち」。その他、野菜や肉といった具材は一切なく、つゆとともに米と小麦のハーモニーを楽しむというシンプルすぎる一品で腹を満たした。
中継していたAbemaTVで、この「かけうどん+もち」の注文が知らされると、視聴者からは「力うどんではないの?」と不思議に思う声が続出。また、実際に注文された品の画像が映し出されると「シンプルw」「そのまんま」といった声も寄せられた。
注文した「ほそ島や」には、力うどんというメニュー自体はあるため、佐藤康九段は他の具材がある力うどんが食べたかったわけではなく、あくまで「かけうどん+もち」という選択をしたことが分かる。
佐藤康九段は、日本将棋連盟の会長という重責を担う一方で、棋士としてはタイトル獲得数も豊富で、独創的な手を指すことでも知られる名棋士だ。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)