将棋の竜王戦1組ランキング戦の対局が3月6日に行われ、羽生善治九段(49)が佐藤康光九段(50)に93手で勝利した。同一カードとしては歴代単独4位の多さとなる163局目の対決となったが、佐藤康九段が終盤まで優勢で進めていたところを、羽生九段が大逆転。将棋の醍醐味が詰まった一局に、ファンも大興奮となった。
両者は2月27日に、順位戦A級の最終戦で対戦。午前9時から翌28日の午前1時過ぎまで、長時間の大熱戦を演じたが、その時は優勢だった羽生九段を佐藤康九段が大逆転勝利。本局は逆の展開になった。
勝利した羽生九段はベスト4に進出し、次局で稲葉陽八段(31)と対戦。勝利すれば本戦出場が決まる。敗れた佐藤康九段は、出場者決定戦に回る。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)