白鵬、強烈な張り手炸裂で2連勝元小結・旭道山は姿勢を称賛「気力、気合いは見習うべき」

＜大相撲大阪場所＞◇二日目◇9日◇東京・エディオンアリーナ大阪

　横綱・白鵬（宮城野）が前頭筆頭・大栄翔（追手風）をすくい投げで下し、2勝目をあげた。

　場所前には「場所直前までどちらに転ぶんだろうと、そういうこともあり、目標が見えてこないのに稽古してていいのかっていうのがあった」と不安な気持ちもあったようだが、「でも出ることになれば身体作り、精神的にも肉体的にも噛み合わなといけないし、早めに協会が発表してくれたので、頑張れってことで」と気持ちを奮い立たせて場所に臨んだようだ。

　解説を務める元小結・旭道山は「横綱の責務や『横綱たるものは』というものを背負って行動していますし、初日の相撲を見て『勝つんだ』という気迫を感じました。初の無観客ということで、白鵬さんは燃えているでしょうね」と今場所の白鵬について分析した。

　取組では、昨日の遠藤戦と同じく立ち合いで強烈な張り手を見舞い、じっくりと攻めて勝利した。旭道山は「勝ってやる、オレが絶対やってやるっていう気力、気合い。これは見習うべきものだと思うんですよ」と鬼気迫る白鵬の相撲を称賛した。

（AbemaTV／大相撲チャンネルより）