“女神”高宮まり、個人成績で“魔王”佐々木寿人越えに思わず「ウケる」6勝目/麻雀・Mリーグ
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 大和証券Mリーグ2019・3月9日の1回戦で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)が個人6勝目、チーム25勝目を挙げた。

 対局者は起家から高宮、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、EX風林火山・勝又健志(連盟)、赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)。

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 高宮は開幕当初から貫いてきたファイティングポーズを、レギュラーシーズン最終日まで崩さなかった。開局からリーチを2連発で成功させると、南1局の親番ではリーチ・ツモ・タンヤオ・平和・イーペーコーで1万2000点を加点し、トップ目に立った。

 南1局1本場、勝又があきらかに国士無双に向かっていた状況下でも、13巡目にテンパイを入れると、ひるむことなくリーチを宣言し、一人テンパイ流局で連チャンに持ち込んだ。

 そしてオーラスでは5巡目に平和・赤2をテンパイ。リーチこそ封印したものの、心の中では「ダマテンで押し切る」と勝又からの先制リーチにも臆せずアガり切り、自らの手でトップを確定させた。

 今や名言が恒例となり“高宮ワールド”とも呼ばれる勝利者インタビューでは、結果よりも最終日の初戦を任せてもらえたことに目頭を熱くさせ、唇を噛み締めた。だがこのトップで個人スコアを+99.5とし、この時点で“魔王”と恐れられているチームメイトの佐々木寿人(連盟)の個人スコアを+0.7ポイント上回ったことを知ると「ウケる」と喜びを表現し、「それは非常におもしろい。感慨深いです」と満面の笑みをこぼした。

“女神”高宮まり、個人成績で“魔王”佐々木寿人越えに思わず「ウケる」6勝目/麻雀・Mリーグ
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 昨期レギュラーシーズンではわずか1勝と、誰よりも悔しい思いを味わっていただけに、今期はその6倍の白星を挙げ、出場試合数も21試合と佐々木に次ぐ2番目。チームからの信頼も試合を重ねるごとに増して来ている。

 セミファイナルに向けて「ポイントを叩きにいく」というチーム目標を完遂した圧倒的な攻撃スタイルには、解説の土田浩翔(最高位戦)も「雑念がない。今期の成長を見せつけてくれるような試合運びだった」と称賛。「高宮を主力に置いてセミファイナルを戦えるという感触が十分つかめたのではないか」と言うように、セミファイナルでも“挌闘女神”が活躍するにちがいない。【福山純生(雀聖アワー)】

【1回戦結果】

1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)4万1200点/+61.2

2着 EX風林火山・勝又健志(連盟)2万6400点/+6.4

3着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)2万100点/▲19.9

4着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)1万2300点/▲47.7

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

(AbemaTV/麻雀チャンネルより)

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