無観客の館内に「ドスン」と響く転落音　千代大龍の左足負傷に心配の声「すごい音がした」

＜大相撲大阪場所＞◇四日目◇11日◇エディオンアリーナ大阪

　前頭十二枚目・石浦（宮城野）と前頭十一枚目・千代大龍（九重）の取組で、石浦が寄り切りで勝った際、千代大龍が土俵下に転落、衝撃音が生々しく館内に響くシーンがあった。

　立ち合いから小兵の石浦が低く潜り込み、うまく攻める相撲になると、流れの中で足取りを見せるなどし、寄り切りで快勝した。ところが、直後に千代大龍は土俵の下に勢いよく転落。新型コロナウイルス拡散防止のために、無観客開催となっていることもあってか、192キロの巨体がドスンという音を立てて床に激突する音が館内に響いた。普段であれば歓声でかき消されるようなものだが、力士たちが身体を削り、激しい戦いを繰り広げていることがわかるシーンとなった。

　この後、千代大龍は取組中か、転落時が不明だが、左足を痛めて、係員が準備した車椅子に乗せられて退場。中継していたAbemaTVでは視聴者からも「すごい音がした」「ドスン」「大丈夫かな…」と心配する声が多数寄せられた。

（AbemaTV／大相撲チャンネルより）