Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナルシリーズ・3月27日の第2試合で、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)が2勝目を獲得した。
この試合の対局者は、日向、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)、セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)、U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)の並びでスタート。
1回戦、松本が先発し、3着に終わったもののオーラスに跳満ツモ。「もってぃが跳満をアガって、いい流れで試合に入れた」と語る通り、日向は東1局の親番で1500点ながら先制に成功。その後は失点が続くも南1局にチャンス手が訪れる。
12巡目、赤とドラを内蔵し、ドラを切れば白と5筒のシャンポン待ち、8筒を切ればカン4筒という手で、日向はほぼ迷いなく後者を選択。結果論でいえばどちらでもアガリに結びついていたが、ここでは見事残り1枚のアガリ牌を引き寄せリーチ・ツモ・赤・ドラ・裏ドラの1万2000点を獲得した。
南2局1本場ではトップを競る内川からリーチ・白・赤2の8000点(+300点)をアガって大量リードに成功。このアガリに、解説を務めていた土田浩翔(最高位戦)は「大きな大きなアガリ。決まり手になったかな」と試合展開を予想。そのまま逃げ切って、日向はセミファイナル3戦目にして2勝目を挙げた。
インタビューではいつもの日向スマイル、そしてこの日もチームメイトから「アイビリーブだぞ!」と送り出されたことを嬉々として語った。
セミファイナル残り5戦という要所を任されたことに、大いに意気に感じ、敗退ボーダーを大きく遠ざける活躍。チーム愛にあふれ、いつも仲間への感謝を口にする日向はここでも「残り4戦、たかはるも翔ちゃんもいるので不安はありません」と、ここでもやはり盟友への信頼を口にした。
これにはファンも「日向のトークが素晴らしい」「日向最高だろ!!」「日向さん上手すぎて憧れます!」と絶賛コメントを送っていた。
これでチームはリーグ5位のTEAM雷電に184ポイント差をつけ、上位4チームまでのファイナル進出に向けて大きなリードを得た。残り4戦にはエース多井隆晴(RMU)が控えており、ファイナルに向けて隙はない。
【2回戦結果】
1着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)3万5400点/+55.4
2着 KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)3万200点/+10.2
3着 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)2万6800点/▲13.2
4着 セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)7600点/▲52.4
【3月27日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +276.2(12/16)
2位 セガサミーフェニックス +228.1(12/16)
3位 渋谷ABEMAS +107.4(12/16)
4位 U-NEXT Pirates +3.4(12/16)
5位 TEAM雷電 ▲76.6(12/16)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲173.1(12/16)
※レギュラーシーズン成績から1/2を持ち越し
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)






